特集「廃墟の空間論・帰郷の反美学」
A5版、98ページ、2015年5月20日発行
(目次)
特集
占領と開拓の狭間で(はしがき)
(村田裕和)
稲垣足穂「有楽町の思想」論――グレゴリー夫人、ド・クインシー、ダンセイニ
(高木 彬)
廃墟と軍用道路――宮本百合子『播州平野』における被害と加害の重層性
(池田啓悟)
〈帰郷〉出来なかった引揚者をめぐって――安部公房『開拓村』論
(坂 堅太)
資料紹介
昭和前期の図像学――ガラス乾板から浮かび上がる群像
(伊藤 純)
研究ノート
貴司山治撮影映画『岡山と高知 作家同盟の講演旅行 一九三一、十一―十二』について
(萬田慶太)
書評
すべては紙芝居から始まった――加太こうじ『紙芝居昭和史』
(村田裕和)
映画レヴュー
占領期のアニメーション映画――丸山章治『ムクの木の話』
(禧美智章)