友田義行の単著『戦後前衛映画と文学-安部公房×勅使河原宏』
(人文書院、2012年2月、全360頁、¥4600+税)が出版されました。
※お問い合わせは人文書院までお願い致します。http://www.jimbunshoin.co.jp/

●内容紹介
世界的評価も高い二人の才能・安部公房と勅使河原宏の協働を軸に、
1950~60年代の文学と映画が提示した問題を考察する。

●目次
序章
第一章 協働の序幕
     総合芸術運動からの出発/前衛という言葉/素地としての記録映画/ATGの揺籃/
     協働劇映画への胎動
第二章 文学と映画の弁証法
     映像と言語をめぐる論争/ショットの再評価/一般言語と映画言語/
     映像は思想を表現できるか?/モンタージュ論終焉説/安部公房による映像論批判/
     言語と映像の弁証法
第三章 記録と幻想の地底から――『おとし穴』論
     炭鉱のドキュメンタリ-・ファンタジー/偶然性のモンタージュ/風景と歴史/影の暴力/
     視覚をめぐる物語/空洞と墓標
第四章 流動する風景と身体――『砂の女』論
     原作と映画の多義性/砂丘からの創造/クロースアップが生む文脈/
     形態とリズムのアナロジー/揺れる鏡像/風景と身体/『砂の女』台本について
第五章 身体の変貌と言語――小説『他人の顔』論
     身体の加工あるいは仮構/肉体と空間/共同体の変容と身体の変貌/皮膚の言語/
     アメーバを夢見る巻貝
第六章 映像のなかの原爆乙女――映画『他人の顔』論
     放射能とケロイド/「仮面劇」と「愛の片側」/映画青年と原爆乙女/破壊と復興/
     ドキュメンタリーの限界性と女性被爆者表象の(不)可能性/乙女と牡牛
第七章 映画的手法の小説化――『燃えつきた地図』論
     最後のコラボレーション/未知なる不定形の世界/言語のモンタージュ/鏡のある風景/
     反転世界からの視線/つぶれた猫
終章
  注・あとがき・フィルモグラフィ・索引

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