【終了しました】第16回占領開拓期文化研究会:2014年2月8日(土)
                      立命館大学衣笠キャンパス学而館2階第2研究会室

第16回〝占開研〟は午前十時半から、懇親会を入れると午後九時までという長丁場にもかかわらず、約30人の出席者をえて盛会裡に開催終了しました。

●午前10:30~12:00 合評会
鳥木圭太著『リアリズムと身体―プロレタリア文学運動におけるイデオロギー―』
                               (風間書房・2013年7月刊行)を読む

   報告者:鳥木圭太(著者)
   コメンテーター:池田啓悟、伊藤純、梛木慎太郎
   司会:雨宮幸明

◆池田啓吾「『リアリズムと身体』へのコメント」 
      プロレタリア文学研究というより物象化批判論?
本書215頁「そして、それは弾圧自体への批判にはなりえても、物象化のメカニズムへの批判にはなりえない。組織論と一体となったリアリズムこそが、作家自身を暴力的にリクルートし、そこに合一することを作家に要求するからだ。(略)言い換えれば運動自体が物象化のメカニズムを再生産していくのである。」
◆梛木慎太郎「質問ノート」
      ……梶井基次郎との対比、非文学的政治主義的要素への評価など5つの質問
◆伊藤純「〝表象論〟としての立論展開」 
      ……プロレタリア文学を包括的に論じて、近代文学における位置づけを考える
                  
●午後1時~5時15分:研究発表   司会:雨宮幸明、八原瑠里
◆坂堅太「庶民・中間層・大衆―高度経済成長前夜のサラリーマン表象について―」 ……源氏鶏太をめぐって
◆秋吉大輔「大江健三郎「叫び声」論――authentique/怪物ではないものになる――」 ……1950年代の状況渦中からの〝叫び〟
◆福岡弘彬「昭和10-11年「デカダンス」論争の問題圏」 ……保田与重郎「主題の積極性(又は文学の曖昧さ)」などをめぐって
◆村田裕和「貴司山治「雷新田」論  重層化する「開拓」の記憶」 ……敗亡の満州開拓と新潟古農の記憶

●午後5時30分 討議・来年度の活動について、など
●懇親会 午後18時~  スパゲッテリア・プリマヴェーラ北野白梅町駅前店