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西川長夫『植民地主義の時代を生きて』(平凡社 2013年5月24日 622頁 4800円)

目次

まえがき

Ⅰ国民国家論再論
 1 帝国の形成と国民化
 2 フランスの解体?──もうひとつの国民国家論
 3 グローバル化と戦争──イラク占領の「日本モデル」について
 4 グローバル化に伴う植民地主義とナショナリズム
 5 欧化と回帰──ナショナルな表象をめぐる闘争について
 6 ナショナリズムと民族主義──孫文とタゴールの民族主義論を手がかりにして
 7 フランス革命再論──革命は植民地主義を克服したか
 8 『ルイ・ボナパルトのブリュメール一八日』──ボナパルティズムについての私的な回想

Ⅱ植民地主義の再発見
 9 六八年革命再論
 (1)壁の言葉──国民国家論の余白に
 (2)パリの六八年
 (3)パリ五月革命──世界的な学生反乱の意味
 (4)宗教学の死、あるいは一九六八年以後に生き延びること
    ──礒前順一著『宗教概念あるいは宗教学の死』への書評
 10 植民地主義と引き揚げ者の問題
 11 植民地主義の再発見
 12 私にとっての朝鮮──遅れてきた青年の晩年について
 13 二つの廃墟について
 14 東日本大震災が明らかにしたこと──原発とグローバル化の問題を中心に

Ⅲ多言語・多文化主義再論
 15 多言語・多文化主義をアジアから問う
 16 多文化主義の不正義
 17 ヴァナキュラーな言語と教育言語──グローバル化のなかの言語とアイデンティティ
 18 差異とアイデンティティのための闘争の先に見えてくるもの
    ──タゴールとイリイチを手がかりに
 19 多文化共生と国内植民地主義
 20 言語による独裁制と植民地化──『プラスチック・ワード』を読む
 21 文化の国境をいかに越えるか──東アジアにおける共同無形文化遺産の事例を手がかりに
 22 焼かれた国境──ヨーロッパの「郊外暴動」について

Ⅳスタンダールと戦後文学
 23 スタンダールの晩年──冬のイタリア紀行
 24 偽名とロマネスク──スタンダールの変名趣味をめぐって
 25 織田作之助とスタンダール、あるいは京都の織田作之助について
 26 再び生きられたフランス革命──スタンダールの戦後
 27 ギゾーとスタンダールの文明観をめぐって
 28 戦後文学再考──9・11のあとに
 29 太宰治再読──弱者のユートピアをめぐって
 30 日本におけるスタンダール受容の問題──〈私〉はいかにスタンダールを読んだか
 31 作家の死と復活──La Vie Murmuree(『日々の呟き』)を観て
 32 廃墟と生体実験──3・11のあとに

あとがきに代えて

西川長夫・略歴と著作目録(内藤由直作成)